PROJECT MOUNTAINの事例を探していると、面白いものを見つけました。
失敗博物館。
スウェーデンの心理学者・イノベーション研究者、サミュエル・ウェスト氏が始めた企画で、世界中の「失敗した商品やサービス」を展示しているそうです。
この事例、すごく面白いと思いませんか?
例えば、
歯磨き粉で有名な会社が、
冷凍ラザニアを発売。
そして、失敗。
いやいやいや。
歯磨き粉のイメージ強すぎるやん!
と思ってしまいます。
また、有名なバイクメーカーが出した香水。
これは、意外と僕は欲しいですけどね。
でも、
「バイク会社が香水?」
と思った人も、たくさんいたんでしょうね。
なんでやねん。
そんな商品が、たくさん並んでいる場所。
なんて楽しそうなんだろう。
僕は、展示されている商品を見ながら、頭の中でずっとノリツッコミをしてしまいそうです。
「なんでこれ作ったん?」
「いや、これは分かるけどな〜」
「でも、売れると思ったんやろうな〜」
僕にとっては、宝の山です(笑)
普通は、失敗したから、価値がない。
と考えます。
でも、失敗博物館は違います。
失敗したから、見てみたい。
少なくとも、僕は見てみたい。
失敗した商品が、話のネタになっている。
すごい考え方ですよね。
そして、さらに面白いのが、展示されているのは「失敗した商品」
なのに、「失敗した商品を集める」というビジネスは成功している。
ということです。
この発想、すごくないですか?
僕は、展示されている商品を見ながら、きっとこんなことを考えてしまいます。
「この商品を作る時、どんな仮説を立てたんだろう?」
「どんなビジョンがあったんだろう?」
「なぜ、ラザニアで行こうと思ったんだろう?」
「社長がラザニアをものすごく好きだったのかな?」
「それとも、冷凍食品市場に大きな可能性を感じていたのかな?」
「どんな売り方をしようと思っていたんだろう?」
もちろん、僕には分かりません。
でも、きっと僕には想像もできないようなビジョンが、そこにはあったんでしょうね。
そして、そのビジョンを持って、誰かが商品を作り、会社の中で会議をして、「これはいける!」と世の中に出した。
でも、結果は失敗。
その商品が、今では博物館に展示されている。
そう考えると、失敗って面白い。
僕は、失敗を「終わり」だと思っていないのかもしれません。
失敗した時点では、もちろん失敗です。
お金も使う。
時間も使う。
場合によっては、たくさんの人に迷惑をかけることもある。
だから、失敗した本人にとっては、笑えないことも多い。
でも、時間が経つと、
「なぜ、あれは失敗したんだろう?」
と考えることができます。
そして、その失敗を誰かが見て、
「面白い!」
と思うかもしれない。
「自分も同じことをしようとしていた」
と気づくかもしれない。
「この失敗から、新しいアイデアを思いつく」かもしれない。
失敗した商品が、別の場所で新しい価値を持つ。
これって、すごくないですか?
僕自身も、ペンション経営をしてきて「もっと早く知っておけばよかった」と思うことがあります。その一つが、運転資金でした。
「山の上の経営録|過去の自分に言ってやりたいこと③〜運転資金編〜」
この事例を調べていて、僕はずっと楽しかったです。
「なんでこんな商品を作ったんだろう?」
と考えるだけで、どんどん想像が膨らんでいく。
そして、気づきました。
僕にとって、失敗博物館は本当に宝の山です(笑)
失敗したから、価値がない。
本当にそうでしょうか?
もしかしたら、失敗したからこそ、価値が生まれる場所もある。
失敗博物館は、そんなことを教えてくれる事例でした。


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