PROJECT MOUNTAIN⑥|失敗博物館

PROJECT MOUNTAIN

PROJECT MOUNTAINの事例を探していると、面白いものを見つけました。

失敗博物館。

スウェーデンの心理学者・イノベーション研究者、サミュエル・ウェスト氏が始めた企画で、世界中の「失敗した商品やサービス」を展示しているそうです。

この事例、すごく面白いと思いませんか?

例えば、

歯磨き粉で有名な会社が、

冷凍ラザニアを発売。

そして、失敗。

いやいやいや。

歯磨き粉のイメージ強すぎるやん!

と思ってしまいます。

また、有名なバイクメーカーが出した香水。

これは、意外と僕は欲しいですけどね。

でも、

「バイク会社が香水?」

と思った人も、たくさんいたんでしょうね。

なんでやねん。

そんな商品が、たくさん並んでいる場所。

なんて楽しそうなんだろう。

僕は、展示されている商品を見ながら、頭の中でずっとノリツッコミをしてしまいそうです。

「なんでこれ作ったん?」

「いや、これは分かるけどな〜」

「でも、売れると思ったんやろうな〜」

僕にとっては、宝の山です(笑)

普通は、失敗したから、価値がない。

と考えます。

でも、失敗博物館は違います。

失敗したから、見てみたい。

少なくとも、僕は見てみたい。

失敗した商品が、話のネタになっている。

すごい考え方ですよね。

そして、さらに面白いのが、展示されているのは「失敗した商品」

なのに、「失敗した商品を集める」というビジネスは成功している。

ということです。

この発想、すごくないですか?

僕は、展示されている商品を見ながら、きっとこんなことを考えてしまいます。

「この商品を作る時、どんな仮説を立てたんだろう?」

「どんなビジョンがあったんだろう?」

「なぜ、ラザニアで行こうと思ったんだろう?」

「社長がラザニアをものすごく好きだったのかな?」

「それとも、冷凍食品市場に大きな可能性を感じていたのかな?」

「どんな売り方をしようと思っていたんだろう?」

もちろん、僕には分かりません。

でも、きっと僕には想像もできないようなビジョンが、そこにはあったんでしょうね。

そして、そのビジョンを持って、誰かが商品を作り、会社の中で会議をして、「これはいける!」と世の中に出した。

でも、結果は失敗。

その商品が、今では博物館に展示されている。

そう考えると、失敗って面白い。

僕は、失敗を「終わり」だと思っていないのかもしれません。

失敗した時点では、もちろん失敗です。

お金も使う。

時間も使う。

場合によっては、たくさんの人に迷惑をかけることもある。

だから、失敗した本人にとっては、笑えないことも多い。

でも、時間が経つと、

「なぜ、あれは失敗したんだろう?」

と考えることができます。

そして、その失敗を誰かが見て、

「面白い!」

と思うかもしれない。

「自分も同じことをしようとしていた」

と気づくかもしれない。

「この失敗から、新しいアイデアを思いつく」かもしれない。

失敗した商品が、別の場所で新しい価値を持つ。

これって、すごくないですか?

僕自身も、ペンション経営をしてきて「もっと早く知っておけばよかった」と思うことがあります。その一つが、運転資金でした。

「山の上の経営録|過去の自分に言ってやりたいこと③〜運転資金編〜」

この事例を調べていて、僕はずっと楽しかったです。

「なんでこんな商品を作ったんだろう?」

と考えるだけで、どんどん想像が膨らんでいく。

そして、気づきました。

僕にとって、失敗博物館は本当に宝の山です(笑)

失敗したから、価値がない。

本当にそうでしょうか?

もしかしたら、失敗したからこそ、価値が生まれる場所もある。

失敗博物館は、そんなことを教えてくれる事例でした。

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