山の上にある自動販売機。
先日、何気なく電気代を調べてみました。
だいたい毎月3,000〜4,000円。
「意外とかかるなぁ…」
そう思いながら売上を確認すると……
736円。
思わず二度見しました。(笑)
「それなら撤去した方がいいじゃん。」
そう思う反面、山の上に飲み物がないと困る人もいる。
「もう少し様子を見るか。」
そんな結論になりました。
そして、1年半後。
ついに自動販売機の会社から一通の通知が届きました。
内容を簡単に言うと、
「この自動販売機は売上が少ないため、今年からホット商品の販売は終了します。さらに、売り切れた商品もすぐには補充できません。」
というものでした。
そりゃそうですよね。
赤字の場所にコストはかけられない。
私が経営者でも、きっと同じ判断をすると思います。
でも、ふと思ったんです。
売り切れる商品って、きっと売れ筋商品なんですよね。
その売れ筋商品が補充されないとなると、お客様は欲しいものが買えない。
すると、さらに売上は減っていく。
会社としての判断も理解できる。
でも利用する側からすると、なかなか難しい話です。
そして迎えた寒い冬。
ホットコーヒーがない。
……ホットコーヒー飲みてぇ〜!(笑)
はい。
すみません。
撤去、お願いします。
最近は、山へ来る人も水筒を持ってハイキングをする方が増えました。
宿泊のお客様も館内で注文してくださるので、自動販売機を利用する機会は昔より少なくなっています。
便利ではある。
でも、その便利さを維持するにはコストがかかる。
「あると助かる」と「利益が出る」は、まったく別の話なんですよね。
トホホ……。
経営をしていると、こんな判断の積み重ねです。
感情では残したい。
でも数字を見ると、続ける理由が見つからない。
だから赤字のものは、少しずつ姿を消していきます。
なんだか寂しい話ですが、それも現実。
経営って、「何を始めるか」よりも、「何をやめるか」を決めるほうが難しいのかもしれません。
「そんな経営の現場では、こんなドタバタも起こります。」
736円の売上から始まったこの話は、1年半後、自動販売機の撤去という結論になりました。

※自動販売機があった場所
山の上から一台の自動販売機が消えた日。
そんなことを考えました。

※いつも自動販売機が見ていただろうと思う景色


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